ジュニア算数オリンピック 2022年問題9
下の図の四角形ABCDの面積を求めなさい。ただし、ACの長さはCDの長さの2倍です。
答え
まず下記のように補助線を引き、底辺の長さが同じ三角形を作ります。
すると下図の赤線の長さは同じなので、
3cm×8cmの三角形を下にもう1個くっつけることができます。
この台形の面積は、(上底+下底)×高さ÷2の式に当てはめると
$$(3+8)×11÷2=60.5cm^{2}$$
この台形の中身は、下図のように紫2個とピンク2個に分けられます。(色が同じ三角形は面積も同じ)
求めたい面積は紫1個+ピンク1個ですから、台形全体の半分となります。
$$60.5÷2=30.25cm^{2}$$
答え:30.25cm2
別解
中学で習う「三平方の定理」を知っていれば簡単に解けます。
$$AB^2+BC^2=AC^2 より$$
$$64+9=AC^2$$
$$AC=\sqrt{73}$$
CDはACの半分なので、
$$CD=\frac{\sqrt{73}}{2}$$
△ABCの面積は
$$AB×BC÷2$$
$$=3×8÷2$$
$$=12cm^2$$
△ACDの面積は
$$AC×CD÷2$$
$$=\sqrt{73}×\frac{\sqrt{73}}{2}÷2$$
$$=\frac{73}{4}$$
$$=18.25cm^2$$
求める面積は△ABCと△ACDの合計なので、
$$12cm^2+18.25cm^2=30.25cm^2$$
答え:30.25cm2
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