2024年第1回合不合判定テスト算数の難度について
2024年第1回合不合判定テスト算数の難度につきまして、
2023年より易化したという情報は既に飛び交っていますが、易化の要因をより具体的に調べてみました。
ツイッターだと文字数が足りないのでこちらにまとめます。
1.問題数の増加
2023年は25問で1問6点でしたが、2024年は30問で1問8点となりました。
ただし、問題数が増えたから難化ということではありません。
増えたのは簡単な問題です。
2023年は計算問題が2問、2⃣の小問集合が6問だったのに対して、
2024年は計算問題が5問、2⃣の小問集合が8問となっています。
そのため、簡単な問題の配点が高くなったと言えます。
2.問題ごとの難度が低下
予習シリーズのどこから出題されたか、あるいはどの問題と同程度の難度であるかの分布をまとめました。
やはり1⃣と2⃣の問題が増えたことで、難度の構成も易しい側に偏っています。
また、2023年は3⃣~4⃣が練習問題レベルでしたが、
2024年は3⃣~4⃣でも基本問題が出題されています。
3.基本問題の易化
2024年の2⃣~4⃣の全12問のうち10問は、予習シリーズの基本問題と全く同じ問題(数値替え)が出題されています。
また、基本問題の中でも特に基本となる1⃣からの出題が多くなっています。
これらも2023年とは大きく異なる点です。
参考までに、復習に使いたい方向けに、2024年の問題の出題元を記載します。
まとめ
- 1⃣・2⃣で簡単な問題の割合が増えた
- 3⃣・4⃣の問題が易化
- 予習シリーズと全く同じ問題が増加
- 基本問題の中でも特に簡単な問題が増加
ということで、2024年の第1回合不合の算数は、2023年より易化したと思われます。
(但し問題数自体は増えているので、9番まで解くような上位層にとっても易化だったかどうかについては今回の調査外です)
次回以降どうなるかは分かりませんが、少なくとも今回に関しては、基本問題をしっかり定着させると高得点につながった、と言えそうです。
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