2026年キッズBEEトライアル感想
2026年キッズBEEトライアルの問題講評と平均点・ファイナル進出ボーダー予想です。
あくまで予想であり、正確性は保証できませんのでご注意ください!
頭を使うと早く解ける問題が多い
手当たり次第に試していく・あてはめていくという方法で解ける問題は4番くらいしかなく、1番や5番などはある程度理論を考えたうえであてはめた方が効率よく解けました。
技術も必要
6番はキッズBEEでは頻出の折り紙の問題で、折った状態から1つ開いては折り目を書き込む、というのを繰り返すと解ける問題です。
7番は立体の展開図の問題で、これも展開図を書いてそこに書き入れていくなどの工夫があると解きやすいです。
このように”テクニック”を知っている解きやすい問題も数問入っていました。
(長年続いている大会にしては、過去問の応用で解ける問題が少ないと思います)
運ゲーが少ない
「なんとなく5mくらいに見える」といった勘で当たる問題が少なく、選択肢問題も選択肢が10個以上用意されているなど、偶然当たってしまう問題が少なくなっていました。
過去には最も難しい問題が運次第で当たってしまい、それが解けた子がファイナルに行けたということもありましたが、今回はそういった運要素は少なく。実力が反映されやすい回になったのではないかと思います。
長文問題は少なめ
今年も問題文が長文となっている問題は少なく、9番のみとなっていました。
文章量が長いと国語力の問題で差がついてしまいます。個人的に算数オリンピックは「算数だけはできる」という子が輝ける場所であってほしいと思っているので、長文問題が少ないことを歓迎したいです。
分かりにくい問題
今年は問題の意味が分かりにくい問題は無かったようです。
一点だけ気になったのは、問題6で折り紙をどっち向きに折っているのかが分かりにくい点です。例えば2回目に折る時に、左側が上になるのか下になるのかが分かりにくいと感じました。
実際は山おりと谷おりで線の種類を変えていることが凡例を見ればわかるのですが、キッズBEEのイラストはヒントになっていることよりも問題と関係がないイラストであることが多いため、イラストに凡例が書かれていても気づきにくいです。また問題には山おりが1回も出てこず全て谷おりなので、全ての折り目が同じ点線になっているのが分かりにくいのかなと思いました。
部分点について
問題8は2つ答える問題ですが、1つだけ正解した場合も部分点が来ると思われます。実はこの問題はジュニア算数オリンピックの7番と同じで、そちらでは(1)で小さい方、(2)で大きい方を求めるという風に問題が分かれていました。
それ以外について部分点があるかは不明ですが、個人的には問題1、3,4,5は部分的に合っていても問題の正解に迫っているとは言えないと考えられ、部分点はもらえないのではないかと思っています。
問題ごとの感想
問題1はキッズBEEではよくある「数の大小関係」を使ったパズルです。1問目としてちょうどよい易しい問題だったと思います。
問題2はひっかけのある年齢算かと思いきや、特にひっかけはありませんでした。過去問では年齢と誕生日を使ったひっかけ問題があったため、逆に戸惑った子もいるのではないでしょうか。
問題3は、なんとなく片方の辺は15cmだということは分かるのですが、もう片方の長さが何によって決まるのかが見えにくい(そこがテーマ)という問題でした。1辺15cmでもう1辺の長さを少しずつ変えて置いてみると「長すぎてだめ」「短すぎてだめ」がそれぞれ見つかるので、長さが1通りに決まります。このように「わかった条件を確定させて、わかっていない方の条件だけを少しずつ変えて実験する」は今後の算数でも必要なテクニックになるでしょう。
問題4は、答えの26が13の倍数という”変な素数”の倍数なので、最後にかけたりわったりしても答えにならないということに気づくと、最後がたすかひくかに絞れるので解きやすくなります。
ちなみに「場合の数」を知っていれば計算が24通りしかないことが分かるので、この問題は気合で解いても時間内に解ける問題だと気付くことができます。
問題5はやみくもに解くと時間だけ奪われてしまう問題で、分かりやすい入口を探すことが重要でした。分かりやすい入口とは「もしも・・・なら、・・・」というif文が簡単に作れる部分を探すことです。
まず黄色の3枚で組んでしまうと残りが詰むので黄色は他の色の同じマークと組むこと、そして△は4枚赤緑緑黄しかないので、黄色の△は赤の△と緑の△と組むことが分かります。
問題6は前述の通り、折り終わった折り紙を1手ずつ開いて折り線が山か谷かを書き入れていくだけです。折り紙は折る問題と切る問題がありますが、キッズBEEの過去問をすべて解けば大体習得できるでしょう。
問題7は立体の展開図の問題で、技術で解く手もありますが、小3ではまだ展開図の問題を普通に解いた子は少ないです。立体を頭の中で想像できた子が解けたのではないでしょうか。
問題8は今回の最難問ですが、工夫に気づけば瞬殺でした。カードが何枚あったかを答える問題ですが、何枚あったか気にせずMAXの40枚あったと仮定して交換を行うと、交換後に18枚と22枚になるので、大きい方から順に消していって同じ枚数になる時を答えればよいだけだったりします。
例えば22枚の方に40,39,38,37があるので、この4枚を消せば2人とも18枚になります。よって大きい方の答えは36になるわけです。
問題ごとの難度と正解率
アンケートから推定した問題ごとの正解率は下表の通りです。

問題1、問題2は易しく、問題4くらいまでは解けますが、それ以外はすべて難問でした。
※参考までに、昨年の予想と実際の正解率は下表の通りです。そこそこ合っていますが、一部の問題でズレがみられました。今年も同じロジックを用いていますので、実際の正解率(と平均点・ファイナル進出ボーダー)は予想より下がる可能性があります。

2026年キッズBEEの平均点とボーダー予想
※この予想は、様々な条件が去年と同じと仮定して算出しています。受験者数と決勝進出人数、アンケートに回答した人のレベルなどが去年と違えば結果は大きくズレる可能性がありますのでご了承ください。
2026年キッズBEEの平均点は35~45点、
ファイナル(決勝)進出ボーダーは50~60点と予想します。
今年はファイナル突破を分けるレベルの問題が問題3,5,6,7と4問もありました。易しい問題1,2,4に加えて難問4問の中の2問ほどを取ればファイナルに行ける、という感じではないかと思います。
▼参考資料

受賞者が教える!キッズBEEファイナルに進出するための勉強法|おてう@全統小・算オリ・中学受験の攻略note
この記事では、筆者が子供を指導した実績を基に、キッズBEEの前にやったことや問題分析などを書いていきます。ちなみに筆者自身も算数オリンピックのファイナリスト経験者です。ちょっとでも参考になりましたら、「いいね」ボタンで応援していただけると嬉しいです! はじめに 算数オリンピックの低学年部門「キッズBEE」は、毎年約20...

【2025年版】キッズBEE歴代平均点・トライアル通過点・ファイナル結果まとめ!
キッズBEE平均点・トライアル通過点・ファイナル結果まとめ キッズBEEのトライアル・ファイナリストの点数情報をまとめました。 ジュニア算オリはコチラ 算オリは...

2026年キッズBEEトライアル解答速報!
2026年・第18回キッズBEEトライアル解答速報! 2026年・第18回キッズBEEトライアルの非公式解答速報です! ※6/16更新 公式解答と一致しているこ...

2025年キッズBEE平均点・決勝ボーダー予想と感想(トライアル)
2025年キッズBEEトライアル感想 2025年キッズBEEトライアルの問題講評と平均点・ファイナル進出ボーダー予想です。 あくまで予想であり、正確性は保証でき...
コメント