2022年キッズBEEの講評(感想)と平均点・決勝ボーダー予想

2022年キッズBEEの講評(感想)

2022年のキッズBEEは、1年生でも解けるような簡単な問題が2問含まれていました。最近のキッズBEEは、1問も正解できない子をできるだけ減らそうとしているように感じます。ただ、1番が簡単というわけではないので注意が必要です。

難易度は、全8問のうち前半4問がやさしめ、後半4問が難しめ、とはっきり分かれていました。昔は難易度がバラバラでしたが、最近は後半に難問を固めてくることが多いようです。

問題2は迷路の問題が出題。ジュニア算数オリンピックでもマッチ棒パズルが出題されており、どちらも日常で目にするようなパズルをひねった形での出題でした。

問題ごとのポイント

▼問題と解答解説はコチラ

2022年キッズBEE問題・解答速報!
2022年キッズBEE解答速報! 2022年の非公式解答速報です!問題や詳しい解説、図などはリンク先をご覧ください。 一番最後のアンケートにもぜひご参加ください...

問題1~問題4(1)までは簡単な問題。なのですが、問題1はひっかけが多く、正解にたどり着けた子は意外と少ないようです。

問題4はキッズBEEでは定番の「長方形のまわりの長さ」問題。(2)は慣れによる差が大きかったかもしれません。

問題5と問題6は条件が複雑で、頭がこんがらかる問題。自分なりに情報をまとめながら解いていく必要があったでしょう。また問題6は「兄が1人います」と言った時に、兄が2人以上いる可能性があるかどうかが読み取りにくかった気がします。

問題7は立体の問題。6つの小問に○か×かで答える形なので、適当に書いても結構当たってしまいます。問題8も、とりあえず分かったところだけ埋めればAで部分点を取れそう。適当に書いて点数を稼いでくるというテストテクニックを低学年から知っておくのが良いことかどうかは分かりませんが、数点から10点ほどの差にはなったと思われます。

今回は、特に難しいのは問題5・問題8だったようです。この2問はできなくても、他が取れれば問題なく決勝進出できるように思います。

キッズBEEの平均点とファイナル進出ラインの予想

6月21日の発表が待ちきれないという人のための予想です!

外れる可能性もおおいにありますのでご了承ください。

キッズBEE平均点予想

  • 40点~50点

キッズBEEファイナル進出ボーダー

  • 55点~70点

※問題5~問題8で部分点がどれくらいあるかによって大きく変わりそうです。

算出根拠

昨年同様、皆さんのアンケートの結果を参考にしています。

▼アンケートはこちらで実施

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ただし、昨年はアンケートと実際の正解率に大きな乖離がありました。例えば下表の通りです。

アンケートの正解率 実際の正解率
問題2 72% 55%
問題5 54% 28%

2022年のアンケートでは、例えば問題1の正解率が66%となっています。そこで上記の表を参考に、2022年の問題1の「実際の正解率」は、55%と28%の間を取って40%程度と予想しました。

このようにして2022年の各問題ごとの正解率を予想し、それらの積み上げで平均点を予想しました。決勝進出点については、過去の平均点と進出点の関係から類推しています。

コメント

  1. 丁寧にお教えいただき、ありがとうございました。
    とても感動されました。
    一年生の息子、1問題、現場では3033を書き込みました。
    家に帰って、もう一度問題を読んで、2111を書きました………
    もっと読んだら、いいなぁと思いました。
    トライアルの試験を終わって、教室から出ったところ、“面白かった”と言ってくれました、何にもより良いことだと思っています。
    本当にありがとうございました。

    • >横国附子さん
      おつかれさまでした!
      1番は大人には簡単に見えますが、低学年には難しい問題だと思います。
      お子さんが算数好きになると良いですね。