「ケアレスミス」と「解けない」の境目

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計算ミスが続く

上の子が簡単な累乗の問題でミスを連発していました。例えばこんな感じ。

x2y2z3 × x2y2z2 ÷ x2y2z4 = x2y2

正解は x2y2z ですが、子供の答えはzが消えています。

この1問だけ見ると普通は「zを数え間違えたのかな?次からよく見て注意してね!」とか言って終わりだと思いますが、今回のうちの場合は致命的な間違いでした。

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ケアレスミスの大元の原因

人間、注意しようと思えば注意は可能です。にもかかわらずケアレスミスが治らない理由は、本人が注意しようと思っていない、要するに注意すべき点だと思っていない場所で間違えているからです。

僕はプロジェクトのコントロール・マネージメントの一環で、危険作業における「危険予知」について少し学んだことがあるのですが、経験数十年のベテラン職人さんでも、全てのミスに自分で100%気づくことはできないというのが世界の常識です。

そのため、冷静な環境の他人が危険を指摘したり、危険個所では指差し確認を行うことをマニュアル化するなど、危険への集中力を上げる方法が業界の総力を挙げて編み出され、無数に存在しています。

 

で、この作業現場における「危険」は、テストにおける「ケアレスミス」に読み替えることができるのかなと思っています。

テストでミスしても命までは取られませんから、ミスへの集中力が下がるのは当たり前のこと。それでもミスを減らしたいなら、ミスを減らすための理論を大人が子供に授け、子供が理解して実践することが重要になりそうです。

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計算ミスの原因の根源

いっぽう計算ミスはどうかというと、本来の意味の計算ミスは、大部分がケアレスミスの一部に含まれるのかなと思っています。

計算のケアレスミスは、たくさんの計算練習を行うことである程度減らすことが可能です。

しかし計算ミスのように見えて実は違うものもあります。今回冒頭に挙げたうちの例がまさにそれでした。

x2y2z3 × x2y2z2 ÷ x2y2z4 = x2y2

子供は、zの数を見間違えたわけではなく、zが1残ることは認識していました。そのうえで、肩に乗ってる数字が1になったらその文字は消していいと勘違いしていたのです。なんだそれは。笑

要するに「答えはx2y2zだから、zを消してx2y2だな」ってな感じです。思い込みとは恐ろしいですね。昨日まではできてたので、おそらくこの日一日限定の思い込みだと思いますが。

こうなってくると、これはもう計算ミス(ケアレスミス)ではなく、思い違い・覚え間違いといった別ジャンルの間違いですよね。

子供の頭の中身を覗かない限り、上述した間違いの詳細に気づくことは難しいでしょう。

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子供の頭の中身を覗く方法

子供の頭の中身を覗く良い方法は、言葉で説明させることです。

算数の問題の解き方を、式を書かずに言葉で説明すると、式という物語の要約をするような感じになります。解き方を俯瞰するいい機会にもなると思います。

実践するのはそう難しくないと思います。子供が問題を解いて、間違いがあった時、間違っているということは指摘せずに「この問題の考え方教えて?」って言うだけです。間違った場所以外は「うんうん」と肯定的な相槌を打てば、間違っているにもかかわらず自分が肯定されてる時間が長くなるので、子供も間違いを指摘されても嫌な気はしないと思います。

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計算ミス・ケアレスミスを防ぐには

話の途中で中途半端に問題を提起してしまったので、計算ミス・ケアレスミスを防ぐ方法についても一応触れておきます。

計算ミスは先ほども述べた通り、計算練習を繰り返すことで減らすことができます。

そのうえで、ケアレスミスの多くは、大体ざっくり以下の2つのパターンが多いと考えています。

1.間違えやすい場所を知らない

1つは、自分が間違えやすい場所を知らないため、間違えやすい場所で注意力を上げなかったというケース。こちらは、大量の問題をやる中で間違いの種類を分類して、数を数えていくことで減らせます。

ミスのたびに「うわー間違えた、気を付けよう」ではなく「0を6と見間違えた +1回」のように間違いの内容を把握してカウントしていきましょう。

2.ミスを減らしたい意識が低い

もう1つは、間違えやすいと知っていたにもかかわらず、ミスを減らしたいという意識が低いために間違えやすい場所で注意力が上がらないというケース。

解き方が分かっているにもかかわらずミスしてしまうというのが、どれだけもったいないことなのか、中学受験の本番では1点がどのくらい重要なのか、数年単位で時間をかけてしっかり教え込んでいきましょう。

親だけ中学受験に熱心で、子供は嫌々やらされているといったケースでは、親と子でケアレスミスを治したいという思いの強さに開きがあり、なかなか溝は埋まらないかもしれません。

それ以外はケアレスミスではない

それ以外がすべてケアレスミスでない・・・かどうかは分かりませんが、少なくとも「覚えてなかった」「覚え間違い」などはケアレスミスに含めてはいけないと思っています。ケアレスミスかどうかの区分は、「簡単な問題で間違えたかどうか」ではなく、「どのような理由で間違えたか」であるべきです。

間違えた理由によって間違いを減らす対策法も異なってくるので、子供が計算問題を間違えた時は、どのように間違えたのか、気を付けて見たいところです。

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