思考力検定とは
算数検定とちょっと似た名前ですが、もうちょっと考える力に特化した「算数・数学思考力検定」という検定があります。
算数思考力検定は、算数・数学の問題通じて、子どもの「思考力」の程度を知るための検定です。
計算や公式を問うような問題ではなく、論理的な思考力を問う問題が中心となっています。
算数検定と思考力検定の違い
算数検定は、その学年で習う算数の全てのことが範囲になっています。
計算問題、基本問題、考える問題などが全て含まれていますが、配点的には計算問題の割合が40%~50%程度で、基本問題もかなり多くなっています。そのため、思考力が足りなくても「最後の問題は難しいからそれ以外で点を取る」という方法で算数検定は合格できてしまいます。
いっぽう算数思考力検定は、その算数検定の「最後の問題」のような、考えて解く問題ばかりが集められています。
単純な計算問題や公式に当てはめるだけの問題は1問も出ません。そのため、自分で問題の解法を考える力が付いていないと点数が取れません。とはいえ難しすぎる問題は少ないので、思考力検定の対策をしていけば、算数の思考力も自然と養われていくと思います。
思考力検定の問題の内容は、思考力を問う問題ですので、問題の内容は算数オリンピックやキッズBEEなどとも少し似ています(算数オリンピックと比べると難度は易しいです)。
思考力検定の無料問題やってみた
公式サイトに行ったら、ありがたいことにテスト問題が置いてありました!無料!
ということで、上の子(小1)が暇な時をみつけて順番にやっていったところ・・・
- 10級…100点
- 9級…90点
- 8級…80点
- 7級…100点
- 6級…80点
- 5級…70点
結構いけますね?
※注:執筆時点で算数検定6級取得済みの子です
ちなみに合格点は65点だそうです。6級まではまあ受かりそうな感じがするのですが、5級はギリギリ合格点という感じで、受けるには準備が必要そうでした。
級ごとの学年と合格率
級と学年の対応は、算数検定と同じ。10級が小学校2年生で、以下9級が小3、8級が小4…と続きます。
10級 | 小1~小2 |
9級 | 小3 |
8級 | 小4 |
7級 | 小5 |
6級 | 小6 |
5級 | 中1 |
4級 | 中2 |
3級 | 中3 |
準2級 | 高1 |
ちなみに算数思考力検定の合格率は公表されていません。合格基準が65%(100点中65点)となっているので、回によってかなり合格率は異なってくるのではと思います。
ただ、問題自体は算数検定よりやや難しいので、算数検定よりは合格率は低いのではないかと思っています。算数検定だと合格率は低学年では毎回90%以上ですが、思考力検定の合格率はそこまで高くはなさそうです。
算数思考力検定は毎年6月、11月、2月に開催されるようです。子供は5級は自信がないので6級から受けたいそうです。
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