数学甲子園2021がコロナで中止決定 算数オリンピック・キッズBEEは?

数学甲子園2021がコロナで中止決定

数学検定が毎年開催している「数学甲子園2021」の中止が決定しました。

▲公式サイトの情報より

数学甲子園(全国数学選手権大会)は、全国の中学・高校・高専生が団体戦で数学の力を競う大会。これまで12回開催されています。

数学甲子園は例年ですと7月から予選、9月に本戦が開催されるようです。まだだいぶ先の話にはなりますが、早くも中止が決定しました。

2021年の算数オリンピックも中止になる?

こうした中止を受けて、2021年の算数オリンピックやキッズBEEが開催されるかどうかが気になります。算オリは数学甲子園とは別の団体が主催していますが、大会の趣旨は似ているので、心配です。

  • どちらも自前の会場を持たないので、会場を貸す側の理解が得られないと開催できない
  • 開催時期に関しては算数オリンピックの方が先(予選6月、決勝7月)

ただ大きな違いとして、算オリ・キッズBEEは個人戦なので、大会中に会話やコミュニケーションが発生しません。数学甲子園が早期に中止を決定したのは、団体戦でコミュニケーションが前提にある大会だからではないかと思います。

また、算数オリンピックが借りる会場は中学受験塾の教室が主になっています。中学受験塾は普段から子供たちが集まり、クラスター対策を行いながら運営されているので、運営慣れしている面はありそうです。

それともしかしたら、数学甲子園は文部科学省が後援しているので、強行開催しにくいといった面があるのかもしれません。

いずれにしても、2020年は中止・自宅受験となってしまった算数オリンピック、2021年はコロナ禍で開催されるかどうかは気になります。

全国統一小学生テストは開催されそう

いっぽう全国統一小学生テストの方は、このままなら2021年も高確率で開催されると思われます。

こちらは四谷大塚・早稲田アカデミーの直営会場での受験が大半で、普段から授業や試験を実施しているので、会場の都合での中止にはなりにくいです。

去年6月にはあった全統小のオンライン受験(自宅受験)については、11月に続いて2021年も予定はありません。

決勝大会の方は2020年は6月も11月も中止になってしまいましたが、昨今の状況を見るに2021年は開催されるのではないかと思っています。但し4年生の決勝上位30名が行ける副賞のアメリカ大学視察旅行については中止が決定しています。

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