休講で勉強がはかどらない場合に考えたいこと
コロナで学校や塾が休校になりました。家にいるとあまり勉強をしないという場合、例えば以下のような問題が考えられるかと思います。1つでも参考になれば幸いです。
家に誘惑が多い
家にはテレビがありますし、ゲームやおもちゃなどもあると思います。これらが目に入ってしまうと、勉強よりもそっちをやりたいと思ってしまうのは自然なことです。できるだけ視界に入らないようにするのが重要です。
また勉強していない他の家族の存在も、邪魔です。他の人が遊んでいるのに自分だけ勉強するというのは辛いものです。お父さんがスマホをいじってるのとかも相当邪魔です。
塾にいると当然周りの子はみんな勉強をしていますし、勉強に関係ないものが一切ありませんので、こういう問題はないわけです。家でもできるだけ子供が勉強しやすい環境を整えられると、子供が勉強しやすくなります。
子供の意識
子供が勉強をしたいと思っていれば、どんな環境でも勝手に勉強します。
塾では勉強していたのに家ではしないということは、子供が勉強や受験の重要性を理解していない(親と子で考えが違う)可能性があります。
「勉強をすると良い中学に入れて、良い大学に入れて、いい仕事に就ける」くらいのことを言っても、仕事というものすらよく分からない子供にはなかなか響かないと思います。
もう少し具体的に、年収がこれくらい変わってどんなものが買えるようになるとか、逆に低収入になるとどうなってしまうか(ワーキングプア・年越し派遣村など)を教えると、社会問題や経済問題を考える一助にもなります。
室温管理
一般論として、お母さんというのは寒がりで、子供というのは暑がりです。そのためお母さんが自分の感覚で室温を管理すると、子供には暑く、勉強に集中できないというケースがあります。
これはマジでよくあります。塾とかでも女性が管理していると結構あります。
また、このコロナ禍においては普段より家にいる家族の人数は増えますから、温度も普段より上がりがちです。
部屋を適切にコントロールすることで、勉強効率が上がる可能性があります。
たまに窓を開けたり、外に出るのも良いと思います。うちの場合は、手を洗いに行くのがかなり効きます。
なお体感温度というのは温度計の温度だけで決まるわけではなく、湿度や日当たりなど温度以外の要因でも体感温度は大きく左右されます。「23度だから暑いわけがない」などと親が決めつけず、あくまで子供の意見を重視してあげましょう。
元々学校や塾でもこんなものだった
で、一番検討していただきたいのが実はこれです。
僕の知る限りでは、ですが、子供というのは普段から学校や塾でも集中しているわけでは無かったりします。
特に塾では成績別にクラス分けをするところが多いと思いますが、同じ授業を受けているのにうちの子とよその子で出来が違う・・・なんてことを思った経験はないでしょうか。
もしかすると、実は普段から塾でちゃんと集中できていなかった可能性があります。というか小学生で全授業時間を完全に集中してる子なんていないと思います。かつて開成合格率96%(カンスト)を出した僕でも当時はそんな感じでした。
どうせみんなできてないよ
今は通常と違う環境でやらざるを得ないわけですから、普段と比べてできているかどうかは気にせず、今の環境でできる最善を目指すのが良いかと思います。
家庭学習が親の思うとおりに進まない…と思っている人も多いと思いますが、どうせ誰も思い通りになんてできてませんよ。気にしないでいきましょう。(ふとんの上で魔法のじゅうたんごっこをしている子供たちを横目に)
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