小3→小4の壁
中学受験塾系の算数の問題(主にテスト)を見ていると、どうも小3から小4で内容が大きく変わるように感じます。
具体的には、小3まではパズル系、平面図形、立体図形が大部分を占めるのに対し、小4以降ではいわゆる特殊算と呼ばれる計算(つるかめ算、旅人算、濃度算…)や、角度・面積など新しい問題が増えてきます。
そもそもなぜ小3まではパズル系と平面・立体の問題が多いかというと、出題範囲が狭すぎてそれくらいしか難問が作れないためです。なので小4以降で図形や比などが次々と解禁されていけば、そこから大量に出題されるようになるのはまあ自然なことです。
ということになりますと、小3までの算数で高得点を取っていたからと言って、小4以降で高得点を取れるかというと、その保証は全くありません。小3までは、正直なところ、一度頑張ればあとはその貯金でずっといい点数が取れてしまうのですが、小4からは新たに頑張りなおす必要があると感じます。
なお、今の僕の認識では、中学受験の本番で出される問題は大部分が小4以降の範囲であり、パズル系の問題は割合的には少ないです。だから小3までで算数の成績が良くても、小4から伸び悩んで中学受験ではいい結果が出ない子も一定数いるのではと思います。
対策開始時期
では、どのタイミングで解く問題を切り替えればいいのでしょうか。
まあ普通だったら小4からということになりますが、うちの場合は先取りしているのでもう少し早く、小3の6月が1つのタイミングになるかなと思っています。うちは大きなテストを中期目標に置きながら進めているので、全国統一小学生テストと算数オリンピック(キッズBEE)のある6月は大きなターニングポイントになるためです。
細かい所を言うと、小3から小4に上がる瞬間がまさにその境目なのかどうかはよく分かりません。もしかしたら小4の途中からかもしれませんが、ともかくその辺で算数の問題の傾向がガラリと変わると身構えたうえで、小3まで成績が良くても油断せずに小4以降の算数を進めていきたいものです。
ちなみにうちは今は受験算数はほとんどやってません。昔ちょっとやらせてみたのですが、食いつきが悪かったのでやめてしまっています。
コメント