低年齢期に効果の高かった読み聞かせ
「読み聞かせ」にも色々ありますが、うちで効果が高かった読み聞かせ本を紹介したいと思います。
一応元々は私立小学校受験向けの本で、年長程度を対象としていると思います。うちでも年中から年長の頃に使いました。小学校低学年で初めて国語の文章題に挑む前段階としてやるのも良いと思います。
おすすめポイント
おすすめポイント
- お話の記憶の練習
- 1回の時間が短めで設問も易しめ
- 勉強というより親子のコミュニケーションツールとして
まずこの本の最大の特徴は、5分程度で読める内容のお話の後に、設問が付いている点です。
設問のレベル自体は、例えば桃太郎だったら「桃太郎の家来になった動物は、イヌと、サルと、何でしたか」くらいの簡単なものが多いです。
最後に問題が出ると分かっているので、子供は集中して話を聞きますし、問題も楽しく取り組めます。
国語の文章題との違い
小学校に上がると、国語の勉強は文章題をやらせるのが普通だと思います。
そのため、小学校入学前に先取り教育しようとすると、年長さんに1年生用の文章題をやらせることになったりします。
しかし慣れないうちは、文章を自分で読むのも大変です。また、答えを書き込むにもひらがなが危うかったりします。答えを書くのに時間と労力がかかると、その間に話の内容を忘れてしまったり、子供の集中力が切れてしまったりもします。話の内容と自分の感想・予想がごっちゃになってしまうなんてこともよくあります。
この本「1話5分の読み聞かせお話集」のように読み聞かせ+口頭試問の形だと、話を理解して問題に答えるだけで、他のことに思考を取られにくいので、「話の内容について聞かれたことを答える」ということがしやすくなります。
読み聞かせと文章読解の接続
もうちょっと年齢が進むと、本は読んでもらうものから自分で読むものになるわけですが、話を理解するに至る筋道は変わりません。
1話5分の読み聞かせお話集は、小学生用の文章読解を始める前の事前準備として、役に立ったかなと思っています。
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