低学年優秀児向けテスト一覧
小学校低学年で受けられるテストのうち、早期教育や先取り教育などで成績が良い子におススメのテストを紹介します。
全国統一小学生テスト
- 開催:毎年6月・11月
- 科目:国語・算数
- 受験者数:10000人程度
全国統一小学生テストは中学受験4大大手塾の1つ、四谷大塚が開催するテスト。テレビCMなども流れているので知っている方も多いのではないでしょうか。
全国統一小学生テストは毎年10万人以上が受験するという、低学年では受験数最多のテストで、誰でも無料で受けることができます。受験者数が多いので、低学年の子でも成績や立ち位置が正確に把握できます。受験できる会場数も多く、受けやすいです。
試験の内容は自分の言葉で答える記述式がほとんど無く、大部分は選択肢の中から答えを選ぶ選択式。1~2年生は解答用紙に答えを書き、3年生以上はマークシート方式となります。
テスト問題は、簡単な問題から難問まで様々な問題が用意されています。簡単な問題ほど配点が高いというのも全国統一小学生テストの大きな特徴です。また100点満点ではなく150点満点なこともあり、テストで失敗しても結構いい点数が出るので、子供が傷つきにくいです。
制限時間はやや短いので、最後の難問まで解ききるのはかなり難しいです。ただ難問を解ければいいわけではなく、素早く解くことが好成績につながります。
小3以降は成績上位50名は決勝大会に進むことができ、決勝大会で30位以内に入るとノートパソコンがもらえます(小4はアメリカ研修旅行付き)。小1・小2は上位20人がウェブ上で表彰され、都道府県3位以内には賞状がもらえます。また、成績優秀者には特別講座や授業料無料特待の特典があります。
早稲アカ・チャレンジテスト
- 開催:毎年3月・6月・8月・11月頃
- 科目:国語・算数
- 受験者数:1000人~
チャレンジテストは中学受験4大大手塾の1つ、早稲田アカデミーの開催するテストです。年に4回開催され、時期によって名前が変わります。(3年生はサマーチャレンジのみ)
- 春のチャレンジテスト(3月初頃)
- キッズチャレンジテスト(6月末頃)
- サマーチャレンジテスト(8月後半頃)
- 冬のチャレンジテスト(11月初頃)
こちらは難しい問題が多いテストで、主に成績の良い子が受けるテストとなっていす。チャレンジテストも無料です。
全国統一小学生テストよりも難問が多く、さらに制限時間も厳しいです。しかも全国統一小学生テストと違って難問ほど配点が高いです。そのため、100点満点で平均点が40点ほどになってしまうことも。
歯ごたえがあるともいえますし、自信を持っていた子が点数が悪くてショックを受ける可能性もあります。子供の性格なども考えて受けるかどうか決めたいテストです。
なお成績優秀者にはメダル授与と、入塾時に授業料無料特待の特典があります。
キッズBEE
- 開催:毎年6月
- 科目:算数
キッズBEEは算数オリンピックの低学年部門。算数オリンピックには、4~5年生対象のジュニア算数オリンピックと、低学年が受けるキッズBEEがあります。
主催は塾ではなく一般財団法人 算数オリンピック委員会となっていますが、様々な塾が自教室を会場として提供しているため、予選(トライアル)は近くの塾で受けることもできます。
科目は算数1科目のみとなります。問題は計算中心ではなく、頭を使って解く問題がほとんどです。難易度は前述の2つのテストよりはるかに難しいです。出題範囲は低学年(3年生まで)+面積の知識が必要です。低学年で算数が好きな子にはお勧めのテストです。
成績上位者は決勝大会(ファイナル)に出場でき、ファイナルの成績次第でメダルがもらえます。ファイナルに出るのは3年生が大半ですが、稀に1年生や2年生でファイナルに行く子もいます。
それ以外のおすすめテスト
検定は算数なら算数、漢字なら漢字、と1科目しか出題されないので、勉強しやすいです。また、飛び級もしやすく、子供の興味に合わせて好きなだけ先取りができます。
- 英語検定(英検)
- 算数検定(数検)
- 漢字検定(漢検)
いずれもテスト内容は簡単で、比較的浅い知識でも合格できるようになっています。
テストは低学年の中期目標に最適
勉強は何か目標があった方がやりやすいですが、低学年ではなかなかいい目標がありません。たまにテストを受けると、テストを目標に頑張れるのでうちでは活用しています。
また、低学年ではテストを受ける機会が少ないため、テスト慣れにも役立っています。
テストごとに特徴がありますので、よく吟味して目的に合ったテストを選びたいですね。
コメント