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子供の忘却曲線を測定して、暗記の定着を促す方法

忘却曲線とは

漢字の勉強は、現在の子供の忘却曲線を推し量るのにちょうどよい題材となっています。

多くの字を習っていると、数分で忘れてしまうもの、翌日には忘れてしまうもの、1週間たっても覚えているもの、と記憶に差が出てきます。人間は覚えたものを一定確率で忘れていくというのは、視覚的には「エビングハウスの忘却曲線」などで有名です。

僕はエビングハウスに詳しいわけではなく独自の理論で忘却曲線を理解しているので、ここでは巷説には触れませんが、忘却曲線とは要するに「覚えたものは時間が経つごとに忘れていく」ということを表しています。

ただ、その忘れる早さ(忘却曲線の傾き)は、覚えた時の状況によって変わってきます。ここが重要なところなんです。

忘却曲線の観測

例えば「早く終わらせて遊びたいのに・・・」と思っている子はやっつけ仕事で漢字をやるので定着率が低く、忘れるのが早いです。あるいは、「よし覚えた!」と本人が確信した後、数分後にさらにもう1回ダメ押しで練習すると定着率が向上することを経験的に確認しています。

子供の暗記もの全般に対して親にできる重要な役目は、覚えるときにどんな状況だと記憶が定着しやすいか(定着しにくいか)を観測して分析することだと僕は考えています。

これが、今回タイトルにも書いた「子供の忘却曲線の測定」です。

昔クイズゲームの全国ランカーをやってた時に、大量の暗記をすることで、自分の記憶の仕組みについてかなり詳しく知ることができました。それを今子育てに生かせていることをとても嬉しく思っています。今はちょっと走り書きで場当たり的に書いてしまったので、時間が出来たら別のエントリーでちゃんとまとめて書きたいです。

子供が暗記できないのは親のせい

教育に熱心な方のブログを拝見していると、子供が同じミスをすることで怒ってしまう方をよく見かけます。でも暗記に関して子供がうまくできないのは、上手い暗記のやり方を教えられていない大人の責任が大きいと思います。

何度も同じミスをするということは、子供が覚えていないということです。覚えていないのは、覚えられない理由があるのではなく、覚えられる理由がないからです。覚えられる理由を作ってやることで、忘却曲線の傾きを上向かせる(忘れにくくしてやる)ことを、僕は漢字検定に限らずいつも気を付けています。

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