同じ間違いで引っかかる
下の子が、同じ間違いを繰り返しています。そういえば上の子もそうだったなーと。
同じ間違いを繰り返す理由は、やってる最中にそれが間違いだと気付くタイミングがないからです。
なので、対策法は間違いに気づくタイミングを作ることになります。
間違いに気づく仕組みを作る
例えば、選択肢問題で「違うものを選びなさい」で合っているものを選んでしまうという場合は、
答えを書く前にもう一度問題を見るクセを付けます。
- 問題を読む
- 問題を解く
- 解答欄に答えを書く
ではなく、
- 問題を読む
- 問題を解く
- もう一度問題を読む
- 解答欄に答えを書く
という習慣を付けます。全ての問題でこれを徹底することで、ミスに気づけるようになります。
これが、間違いを防ぐ「仕組み」の例です。
別の例
「分度器で角度を測る時、見る目盛りを間違えてしまう」というミスが頻発する子は、
角度を測った後、それが90度より大きいかどうかを確認します。
分度器の目盛りを間違えると、例えば120度を測った時は60度、160度を測った時は20度、という風に180度を逆から読んだ状態になってしまいます。
90度より大きいかどうかは見た目で分かりますから、実際にはかった角度が正しいかどうかの確認ができるわけです。
「見た目では90度より大きいはずなのに、答えが60度になってしまった。おかしいな?もしかして逆から目盛りを読んじゃったかな?」
という感じで間違いに気づくことができます。
まとめ
いつも同じ間違いをするということは、それなりの理由があるはずです。
元の原因を解決しない限りは、気持ちや根性等の精神論ではなかなか解決しないでしょうし、怒られても責められても千尋の谷から突き落とされても、そうそう変わらないと思います。
しかし今回いくつか紹介したように、いつも同じ間違いをする子は、その間違いに気づくための「仕組み」を作ってやることでかなり改善すると思います。
大きくなったらその仕組みも自分で作れると良いのですが、小学生はまだその域に達する段階にはないかなと思っています。ただ、いつか自分で解決できるようになって欲しいなと思って、間違いに気づくための仕組みをどのように構築するかを子供に説明したりはしています。
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