2024年算オリ/ジュニア/キッズBEEファイナルの感想と平均点・ボーダー予想

2024年算オリ/ジュニア/キッズBEEファイナルの感想です。

今年は解答速報を出さなかった関係で、十分な数のアンケート結果が集まっていません。そのため、各問題の正解率や平均点・ボーダー予想はかなりいい加減なもの(ただの個人の感想)となっていますのでご注意ください。正式な結果発表は7月30日(火)17時頃予定となっています。

算数オリンピック

今年は問題1,問題2,問題5,問題8など計算に関する問題が多く、また計算量で突破できる問題が多かった「計算回」だったなと思います。

難問は問題4の場合の数と問題7の図形が1問ずつ。パズル的な問題がありませんでした。

問題5のレピュニット数と、問題8の開成の過去問の類題については、事前に知っている知識で差が開く(早く解ければ時間を稼げて他の問題で有利になる)部分があり少々残念でした。ピンとこない方は、暗記問題を増やしたら算オリ対策塾が何を始めるか、想像してみる必要があるでしょう。

平均点予想については、十分なデータが集まらなかったので雑な憶測しかできないのですが、平均点35点~45点、入賞ボーダーは75点~85点程度かなと思っています。

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ジュニア算数オリンピック

今年のジュニアはトライアルに引き続きファイナルも難化。1問1問の難度が高く、易問がほとんどありませんでした。そのうえ、

問題1「考えられる商を全て答えなさい」

問題2「3番目と5番目を答えなさい」

問題7「最も小さいのはいくつですか」

問題8「全部で何通りありますか」

というように、答えを出しても確信が持てなかったり、検算ができないことで不安が残るタイプの問題が多かったと思います。

図形では算オリ系によくある平面図形の問題が少なく、折り紙を重ねたものと立体の外見考える問題の2問でした。

平均点予想については、こちらも十分なデータが集まらなかったので雑な憶測しかできないのですが、平均点20点~30点、入賞ボーダーは50点~60点程度かなと思っています。

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キッズBEE

2024年のキッズBEEの難度はトライアルがかなり難しかったのに対して、ファイナルは易問・難問バランス良く出題されました。問題1から3まで比較的とっつきやすい問題が多く、難問は後半に配置されており、比較的解きやすい並び順になっていたのではないかと思います。

ただ余白がこれまで以上に少ない印象で、特に多くの計算を要する問題2や、多くのメモを必要とする問題4・問題5で、ほとんど余白が無い状態になっていました。

平均点は35~45点、金メダルボーダーは60~70点くらいを予想しています。

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