算オリ・キッズBEEの部分点について

算オリ・キッズBEEの部分点のルール

算数オリンピック系の「部分点」の考え方についてまとめます。なお算オリから公式見解が出ているわけではなく、これまでの経験から考察した内容ですのでご注意ください。

なお、大問ごとに何点もらえたかについては、試験の約10日後に送られてくるメールから見られる採点表で合計点とともに確認できます。

(1)(2)だけ合っている場合

1つの問題の中に(1)(2)…などと複数の問題がある場合、(1)だけ合っていると、部分点がもらえます。(1)を間違えて(2)だけ合っている場合ももらえます。

配点は問題ごとに均等な場合とそうでない場合があります。

例えば12点の問題で(1)(2)の2問のうち(1)だけ合っていた場合、半分の6点がもらえる問題もありますが、(1)が5点で(2)が7点とかになっている問題もあります。

2025年は例年に比べてこのような問題が非常に少なく、ジュニア算数オリの問題8のみでした。

聞かれていることが複数ある問題

「ア、イ、ウに当てはまる数を答えなさい」といった形式の問題では、全部合っていなくても部分点がもらえます。例えば12点の問題でア、イ、ウのうちイだけ合っていたら、4点くらいもらえる可能性があります。

算オリの問題2でア、イ、ウに当てはまるものを選ぶ問題と問題5のむしくい算、ジュニア算オリの問題4で1ア、イ、ウ、エ、オを答える問題、キッズBEE問題6で5人の順位を当てる問題では、一部だけ合ってる場合も部分点がもらえると思われます。

答えが複数ある問題

答えを3つ書きなさいという問題で2つ正解した場合は、満点のおよそ3分の2の点数がもらえます。

1問12点の問題で答えが3個あるとき、2個書くと8点もらえる可能性があります。

14点の問題で答えが5つある時、4つ答えて12点もらえたといったケースもあります。(なお問題文は「全て答えなさい」となっていて、答えが5つあるとは書かれていませんでした)

複数の答えの中に簡単に出るものと難しい答えがある場合でも、均等に配分されることが多いようです。

(なお答えが色々考えられる問題でも、「1つ答えなさい」となっている問題は、どれか1つを書けば満点です。)

2025年の例だと算オリの問題7で「3通り答えなさい」という問題がありました。12点の問題なので、1つ正解ごとに4点もらえると思われます。問題1でも「2つ答えなさい」があり、部分点がありそうですが、こちらはそもそも2つセットで答えが出て来る問題なので、もしかすると1つだけ当たっても部分点は来ない可能性もあるかもしれません。

考え方は合っているけど答えが違う場合

算オリ・ジュニア算オリ・キッズBEEはいずれも答えのみを書く形式なので、

途中の考え方が合っていても、最後の答えが違っていたら、部分点はもらえません。

計算ミスや、聞かれているのと違うことを答えてしまった場合は、0点になります。

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