中学受験塾別の合格実績の定義が変更!水増しは減るの?2019年版

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中学受験塾の合格実績の定義とは

2019年2月25日、全国学習塾協会から

「合格実績」に関する自主基準の改正について

という文書がリリースされました。

改正と書かれていることからも分かる通り、これまでも塾の発表する塾別の合格実績の基準というのはあったのですが、ウェブ上からは削除されている(おそらく2011年制定)ので、どう改正されたのか分かりにくくなっています。

今回の文書では改正点が3つ挙げられていますが、その中で特に大きく変わった「合格実績に含むことのできる塾生徒の範囲」について、どう変わったのか比較してみましょう。


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合格実績に含むことのできる塾生徒の範囲

今回発表された「合格実績」に関する自主基準の改正についてを読むと、以下のように書かれています。

>受験直前の6ヶ月間の内、継続的に3ヶ月を超える期間当該学習塾に在籍し、通常の学習指導を受けた者とし、かつ、受講時間数が30時間を超える場合とする。なお、当該時間に受験直前における集中講義等の受講時間を含めることを妨げない。

塾別の合格実績の定義はどう変わった?

簡単に解説しますと、これまでは3か月 or 50時間という条件だった合格実績の定義が、3か月 and 30時間に改正されました。

例えば、これまでだったら以下のような例は塾別の合格実績に含めることができました。

  • 受験直前の11月・12月・1月の3か月間在籍していれば、受講時間が1時間でも塾の合格実績に含めてOK
  • 50時間受講すれば、受験直前の1月の1か月間のみ在籍でも塾の合格実績に含めてOK

しかし今回、いずれも塾の合格実績に含めてはいけなくなったということです。


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四谷大塚の例

こちらは既にこの1月に終了した中学受験塾四谷大塚の冬期講習の例です。

1日400分×8日間で、400×8=3200分の冬季講習です。3200分は53時間20分ですから、旧制度の「3か月 or 50時間という条件」を見事に満たしています!

つまりこの冬期講習だけ受けた子も、四谷大塚の合格実績にカウントして良かったわけです!

これまでは自分たちで作ったルールの法の目を、自分たちで抜けていたわけです。(いま偶然四谷を見たらそうなってただけで、他の塾は確認していません。四谷の例だけ挙げてごめんね)

しかし来年からは「3か月 and 30時間」と条件が変わるので、冬期講習だけでは3か月授業を受けてないので合格実績にカウントできません。四谷大塚側がどのような手を打ってくるか注目したいですね。

合格実績を増やすために無駄に50時間も束縛する必要が無くなるので、内容は短縮か分割されるのではないでしょうか。全員一律で時間が長かったせいで受講料も63500円と高かったので、もうちょっと生徒に合わせた長さを選べるようにしたら、受講する側からしても歓迎だと思います。


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生徒の親が気を付けたいこと

では、今回の塾別合格実績ルール改正に関して、生徒の親が気を付けたいことを挙げてみます。まあ、私たちの方で気を付けることなんてあんまりないですけどね。

秋以降のワンポイント入塾が厳しい?

毎年、中学受験の直前期に、通称「課金ブースト」と呼ばれる、塾費用を追加して子供の学力を上げようとする保護者さんがいます。中にはSAPIXなどの大手塾だけでは不安だから2つ目の塾を追加する、といった複数の塾の掛け持ちも多くあるそうです。

(個人的には掛け持ち自体は悪いことじゃないと思います)

これまでは50時間受講してくれれば合格実績に入れられたので、2つ目の塾側としては先生の心情だけでなく経営上においても、なんとか合格させてあげたいという力が働いていました。

しかし今後は3か月以上通っていないと合格実績に含まれないので、6年生の秋以降に新たに塾に入っても、塾側があんまり真剣に面倒を見てくれないかもしれません。そこまで露骨ではないかもしれませんが、11月以降は入塾お断りになる懸念とかもありますよね。

要するに、合格実績に含まれる秋以前からの生徒さんを優先したくなる塾関係者がいても、不思議ではないということです。

(余談ですが、1人で2つの塾に行くと、塾別合格者数では2つの塾で1人ずつカウントされます)

激安講習の消滅?

これまでは成績上位の人は難関校の講習を安い金額で受講できたようです。詳細はこちらのブログにまとまっています。

来年以降受験を控える親御さんへ

激安なんですが、無料ではなく1000円とか3000円とかちょっとだけお金を取るようで、おかしなことをするものだなあと思っていたのですが、これも実績作りだったのですね。(有料の授業を受けた子しか合格実績にカウントできません

しかしこれも、今後は3か月在籍するだけでなく、30時間以上受講する必要もでてきたので、塾側としては負担が大きくなります。合格実績を狙った上位層向けの激安講習は無くなってしまうかもしれません。

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合格実績に惑わされない塾選びを

中学受験の塾別の合格実績については、何らかの形で水増しがあると考えている人は多いです。

実際、合格実績にカウントするために50時間をちょっと超える冬期講習を作ったり、無料にならないよう1000円の講座を作るなどしているようです。自分たちで作った自主基準を自分たちでかいくぐっているのでは、水増し行為に等しいと言えるでしょう。

個人的には今回の改定で、合格実績の水増しが多少減ることはあっても、無くなるとは全く思えません。親としては今後も、合格実績の数字に惑わされず、塾の特徴を見て塾選びをする必要があると言えそうです。

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