サピックスの算数ドリル「きらめき」シリーズ
SAPIXは、塾で使っているテキスト自体は販売していないのですが(というかプリント形式で毎回授業で使う分を配るのでテキストが存在しない)、ドリル的なものをいくつか市販しています。
その中で、低学年向けによく名前を聞くのが、算数の「きらめき」シリーズです。
今回は「サピックスブックスきらめき思考力パズル 小学1~3年生 特訓編」というのを子供にやらせてみました。
きらめき思考力パズル 特訓編
「きらめき思考力パズル」は、簡単に言うとサピックスが出している子供向けのペンシルパズルです。
具体的にはどんな問題があるのかというと、こんな感じです。
簡単めの問題から難しめの問題まであります。うちの場合はこういうパズルに慣れてるので特訓編で問題なかったのですが、慣れてない子はまずは入門編からやるのが良いのかもしれません。
きらめき思考力パズルをやってみた感想
先日の台風の日に暇そうにしてたので上の子に渡してみたところ、パズルが楽しかったみたいで、1日で2冊を大体終わらせてしまいました。(やったパズルは後述)
ただまあ、きらめき思考力パズルを1冊2冊やったから急に算数力が伸びた、みたいな手ごたえは特に感じていません。こういうのは積み重ねていくことで類題に強くなり、ひいては全く新しい問題を解く力に繋がっていくのかなーと思います。
なので、ある程度頭を使う要素があって、子供がとっつきやすいパズルなら、とりあえず適当にやらせておく方向でいます。
うちの場合、テーブルの上など目に付く場所に置いておけば、楽しければ子供が勝手にやりますし、つまらなければ放置されます。特に低学年においては、面白いパズルに出会うことも重要ですが、面白くないパズルを無理にやらないこともまた重要かなと思います。
それと、市販のパズル問題では問題数に限りがありますが、うちの場合は子供が気に入ったパズルの問題を自分で作ったりします。その方向に行くと無料で無限に遊べるのでいい感じです。
ちなみにこれまでだめだったのは、子供向けのクロスワードパズルや、大人向けの数独などです。
きらめき思考力パズル一覧
サピックスきらめき思考力パズルには「1~3年生」「2~4年生」の2つがあります。
また、「図形センス」と「数センス」があり、「入門編」と「特訓編」があります。
要するに、全部羅列すると以下のようになります。
- きらめき思考力パズル 小学1~3年生 数センス入門編
- きらめき思考力パズル 小学1~3年生 数センス特訓編
- きらめき思考力パズル 小学1~3年生 図形センス入門編
- きらめき思考力パズル 小学1~3年生 図形センス特訓編
- きらめき思考力パズル 小学2~4年生 数センス入門編
- きらめき思考力パズル 小学2~4年生 数センス特訓編
- きらめき思考力パズル 小学2~4年生 図形センス入門編
- きらめき思考力パズル 小学2~4年生 図形センス特訓編
今回うちの子がやったのは、黄色の背景を付けた2冊です。
ちなみに、SAPIXの「きらめき」で有名なのは「きらめき算数脳」シリーズの方かもしれません。こちらはパズルより算数の文章題に近い問題が多かった気がします。
パズルは算数なの?
パズルは算数ではないのでは、と思われる方も多いと思いますが、現実の事象を算数あるいは数学の式に落とし込む作業においてしばしばパズル的発想が役立ちます。今度ITやAIに何でもかんでもやらせる世の中になっていくならば、ますます重要になると個人的には考えています。
また、いわゆる「頭がやわらかくなる」的な要素もあると思います。普段から数字を使って遊んでいれば、まあそれは数字の扱いに強くなるのも自然かなと考えています。
ただ学校の授業や中学受験のために算数をやるという場合は、また話が違ってくるかもしれません。「パズルは算数なのか」に対する答えは、やりたい算数が何なのか、目指している算数が何なのか、によっても変わってくるかもしれません。
ちなみに算数オリンピック・キッズBEE、算数検定の最終問題、全国統一小学生テストの算数の最終問題などでペンシルパズル系の問題が出題されることがあります。あるいはペンシルパズルの発想を応用して問題が解きやすい場合があります。なのでペンシルパズルに慣れておくと、算数のテストで割と有利に戦える、という場面はまあそこそこあると思います。
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