開成で繰り上げ合格が発生か?
2月5日夜、塾別の合格実績に動きがありました。
- 早稲アカ 開成106人→114人
- 日能研 開成28人→29人
- 受験ドクター 開成7人→9人
(本記事執筆時点ではサピックスは未更新)
追記:2月6日、サピックスでも開成合格者数が234人→258人に増えました
2021年中学受験塾別 男子御三家合格者数まとめ (開成・麻布・武蔵)
2月5日と2月11日の繰り上げ
2月5日は筑駒の合格発表がありました。開成にも受かっていた筑駒合格者が、開成に辞退の意思を出したことで、繰り上げ合格が発生したのではないかと思います。(僕は繰り上げ合格の事情にあまり詳しくないのですが)
2月11日には開成と筑駒それぞれで合格者の説明会があり、そこに出席しないと進学辞退とみなされます。そのため、2月11日にもう一度まとまった繰り上げ合格が発生すると思われます。
開成の繰り上げ合格により、他に進学予定だった子が進学先を開成に変えると、その子が進学予定だった中学で繰り上げ合格が発生します。するとそれによって進学先を変える子がいて、また別の学校で繰り上げ合格が…と、玉突き的に次々と繰り上げ合格が発生していく可能性があります。
なぜ開成は進学辞退者が多い?
毎年開成合格者の辞退が多い理由としては、
- 筑駒志望者の多くが開成を受験しており、筑駒と開成両方受かると筑駒を選ぶ子が多い
- 力試しや塾の実績作りの目的で、遠方などから進学の意思がない子が開成を受験している
といった理由が挙げられます。
ちなみに灘中学では都道府県別の志願者数・合格者数が公表されているのですが、2021年は志願者687人のうち近畿地方在住は399人で、残りは関東など他地方からでした。
いっぽう筑駒は、東京近郊に住んでいないとそもそも受験資格がありません。
また、女子御三家をはじめとする女子校でも、1時間以内で通学できる生徒しか採らない学校などが多いです。これらの学校では、遠方からのお試し受験が不可能になっています。
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