小数・分数の四則計算の速度を上げる対策

まずは現状の確認

久しぶりに上の子の四則演算を総ざらいしていました。結果はこんな感じ。

  • 小数のたし算→OK
  • 小数のひき算→OK
  • 小数のかけ算→やや遅い
  • 小数のわり算→遅い
  • 分数のたし算→やや遅い
  • 分数のひき算→やや遅い
  • 分数のかけ算→OK
  • 分数のわり算→OK

小数でも分数でもない普通の計算は、小数をやる時にチェックできるので必要ありません。

計算というのは突き詰めると「1桁と1桁の演算」の繰り返しがほとんどなので、頭の回転と鉛筆を持つ手を比べると手の方が遅くなり、手が答えを書くのを頭が待っている状態となります。そうなっていない時(つまり鉛筆が止まる時)があれば、何かの理由で計算が遅くなっているということが分かります。

それが解決できることなら解決しますが、仕方ない場合もあります。まずは遅かった原因を特定することが重要です。


小数のかけ算→やや遅い

小数のかけ算どころか掛け算自体しばらくやってなかったので、最初は単なる掛け算自体がやり方どうだったっけみたいなところからスタート。でもやはり漢字よりは思い出すのが早いですね。やればやるほどスピードが伸びていきました。

で、早くなってくると今度は0と6を間違えて足し算を間違えるというのも。お前それ何年前に通った道だよとちょっと微笑ましくなりました。

小数点を付ける場所に迷いがあったのですが、これも徐々に改善。慣れですね。

小数点の点を書くのに1つ3~5秒くらいかかっていたので、小数点を書く練習もちょっとしました。小さすぎると見えないし、案外難しいです。年長って普通にひらがなの練習とかする年頃なので、肉体的能力としての運筆力を考慮すると点とかあんまり得意じゃないのも分かります。

小数の割り算→遅い

こちらも、割り算自体のやり方がうろ覚えな状態になっていました。512÷4で、5の上に1を立てた後、十の位の1と1の位の2が同時に降りてきちゃったりとか。あと割る数に小数があった場合に割られる数の点を移動させることなど完全に忘れてました。

小数点のつけ方は四則それぞれで違うので、結構混乱するところです。

  • 足し算と引き算では点は移動させない
  • 掛け算ではまず計算してから、答えの小数点を移動
  • 割り算はまず問題の小数点を移動してから、計算

今回4つまとめてやったことで、混乱が減ったかなと思います。

分数のたし算・ひき算→やや遅い

通分に意外と時間がかかっていました。と言っても単に最小公倍数を見つけるのに時間がかかっていたので、上の子には初めてとなる「単語帳」を導入。

これまで解いた分数の問題に出てきた通分を全て書き出して問題を作ってやりました。

解き方も簡単にレクチャー。

  • 「12と20」なら12の方の末尾に0を出さないといけない。0を作るには5をかけるしかないので12×5=60。片方の末尾に0があったら全部この方法
  • 「4と14」なら14の中に7があるので4の方にも7がないといけない、だから4×7で28。片方の中に7が見えたら全部この方法。
  • 「6と8」なら比率が4:3なので各々に比率をかけて6×4(あるいは8×3)で24。ですがまだ比を包括的には教えてないので(断片的には教えてるけど)この方法は比を覚えてから教えます。てかこの方法で全部解けるけどな。

まとめ

四則演算は4つそれぞれ癖があるので、子供がどこで詰まっているかは慎重に見極めた方が良いと思います。

うちの子の場合は「分数の足し算引き算」と「小数の掛け算割り算」が苦手でした。

「小数が苦手」とか「分数が苦手」みたいな大枠でレッテルを貼らず、もう1歩踏み込んで、得意・苦手を細分化してやるよう気を付けたいところです。

というわけで、これからしばらくは練習をします。

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