中学受験 学校説明会争奪戦の激化

学校説明会・見学会に参加できない

最近、私立中学の「学校説明会」や「学校見学会」がすぐに満席になってしまい、希望者が参加できないという話をよく聞くようになりました。

実際、ある学校の説明会の予約状況を見てみたのですが、予約開始から一瞬で全て満席になりました。予約開始時刻に待機していても予約が取れないという状況です。

志望校を決めたり、実際に足を運ぶことは、子供に良いモチベーションを与えるとされています。

そのため、できるだけ学校を実際に見ておきたいというご家庭は多いのですが…。

昔どうだったか知らないので何とも言えないのですが、最近の混雑に関しては少なくとも2つの理由があるように思います。

1.コロナの影響

現在の6年生は、去年5年生の時にコロナで学校説明会や見学会に参加できなかった子が多いです。そのため、今年は6年生の参加希望者が例年より多いと考えられます。

また現在の5年生以下についても、いつまたコロナで見学に行けなくなるか分からないので、チャンスがあれば今のうちにできるだけ参加したい、という気持ちが強いと思われます。

それと、1回に参加できる人数を絞っているため、単純に倍率が高くなっているという面もありそうです。

2.志望度の低い人の参加

説明会争奪戦が激化しているため、志望度が低くてもとりあえず申し込めるものは全部申し込む、というご家庭も出てきています。

ネットでの情報拡散の影響も考えられます。従来ですと、説明会の予約開始日は志望度の高い人のみが気づくものだったはずですが、最近はツイッター等で予約開始日の情報が多くの人の目に留まりやすくなっています。

このように、従来だと申し込まなかったような層も争奪戦に参加している可能性があります。

争奪戦に参加できない人も

働いている保護者が参加しにくい時間に予約を開始する学校も多く見受けられます。おそらく開始数分で満席になることが想定されていないのだと思いますが…。

中学受験の説明会争奪戦はしばらく続きそうです。学校側には、志望度が高いけれど争奪戦に参加できないという人への配慮もお願いしたいところです。

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