中学受験に英語が入ってくるのではないかと思われる理由

2021年に大きく変わる英語事情

2021年から中学校の英語の教科書が変わります。その内容がかなり刺激的で、これまで中1で教えていた内容が数ページに集約され、どんどん先へ進んでいくそうです。

どうしてこうなるかというと、2020年から小学校の英語の教科書が変わり、これまで中学校でやっていた英語の内容が小学校に移ったからです。

これまでも英語は少しだけ小学校に入ってきていましたが、2020年からは5年生・6年生の通知表に英語の成績が付くことになります。要するにこれからの小学生は、ある程度英語を習っているという前提で、中学校に入学するわけです。

中1の時点での英語力

そうなると中学校側も、中1で英語を基本からやらず、ある程度英語を知っている子向けの授業を行います。数学で中1に足し算や引き算を教えないのと同じ感覚です。

そうなってくると、私立中学校側の立場からすると、ある程度英語力がある子を採らないと、中1の最初の英語の授業で学力差が激しくて授業が成立しなくなってしまう、ということになります。

なりますよね?

 

じゃあ、中学受験で受験生の英語の能力も測っておく必要がありますね、という話になるわけです。

どうですか?中学受験に英語が入ってくる可能性、ありそうに思えてきましたか?

ちなみに首都圏模試センターによれば、中学受験での英語採用校数は以下のように増えています。

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
15校 33校 64校 95校 112校 125校 141校

中学受験に英語を入れたらどうなるか

さて、もしも本格的に中学受験に英語が入ってくるなら、その代わりに何かが出ていくことになります。

何故なら、受験科目に英語が無い現在もすでに受験生たちは限界に近い量の勉強をしているからです。

現在、中学受験の入試科目は「算数・国語・理科・社会」の4教科が主流です。関西を中心に算数・国語・理科の3教科受験もあり、一部で1教科・2教科の中学もある、という状況です。

この状態で入試科目に英語も加わったら、どうなるでしょうか?

当然、他の科目のどれかを減らすことになります

英語の代わりに犠牲にすべき科目とは

では、英語をやることになると、代わりにどの教科を減らせばよいのでしょうか。これはどちらかというと、受験生側の意向より、中学校側の配点によって変わってくると思います。

それはそうです。中学受験勢はみんな必死ですから、英語の配点が多ければ頑張るし、英語の配点が少なければ頑張らないですよね。算100国100理50社50英20とかだったら、みんな英語無視しますよね?

そしたら中学校側としては英語のできる子が取れません。なので、中学受験に英語を入れるなら、英語の配点はある程度高くなるはずです。

国語の配点を下げる?

国語と英語はどちらも語学なので、国語の配点を下げるというのはある程度理に適っているのかなという気がします。

例えば、これまで算数100点、国語100点、理科50点、社会50点だった学校で、

算数100点、国語50点、英語50点、理科50点、社会50点になる、といった感じです。

算数 国語 理科 社会 英語 合計
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理科と社会の配点を下げる?

他には、理科と社会の配点を下げるという方法も考えられます。

例えば、これまで算数100点、国語100点、理科100点、社会100点だった学校で、

算数100点、国語100点、英語100点、理科50点、社会50点にするなど。

算数 国語 理科 社会 英語 合計
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400

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社会をなくす?

現在の3教科受験のように、社会をやめて算数100点、国語100点、英語50点、理科50点にする方法もあるかもしれません。

算数 国語 理科 社会 英語 合計
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追記:理社をなくして英国算3科目?

(コメントいただき追記しました)

理科と社会をなくしてしまう方法もありそうです。

例えばこれまで算数100点、国語100点、理科50点、社会50点だった学校で、算数100点、国語100点、英語100点にするなど。

算数 国語 理科 社会 英語 合計
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現在も高校入試では英数国理社の5科目入試と、英数国の3科目入試があります。中学入試も同様に、英数国の3科目入試が出てくる可能性はあると思います。

算数の配点を下げる?

算数の配点を下げるのは、主流になるとは考えられません。何故なら現在はあらゆる学問で数学が必須に近い状態だからです。

算数 国語 理科 社会 英語 合計
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文系でも社会学や経済学などでは数学を使いますし、大学受験においても数学は使うことがあります。最難関である東京大学などでも、数学の出来が合格を大きく左右します。

どれも下げない?

例えば、これまで算数100点、国語100点、理科100点、社会100点だった学校で、

算数100点、国語100点、理科100点、社会100点、英語100点とする方法があります。

算数 国語 理科 社会 英語 合計
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個人的には、この変更が一番辛そうな予感がします。メリハリがつかず、これまでの勉強に単に英語が上乗せされる形にってしまいそうです。

英語の配点をおもいっきり上げる?

海外への留学や進学、就職を謳う中学では、英語の配点を思い切って大きく上げるかもしれません。

算数 国語 理科 社会 英語 合計
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英語偏重入手は、もし開催されても大規模に行われるとは思いません。現在も帰国子女枠の中学入試が1月にひっそりと行われていますが、同様に小規模に開催されるイメージです。

一番現実味のありそうな配点は

実際に英語を中学入試に入れるとしたら、個人的に一番ありそうだと思うのは、英語の配点を少なく、なおかつ簡単に満点が取れる内容にすることです。

算数 国語 理科 社会 英語 合計
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450

少なくとも現状において、他校が英語を使わないのに自分の所だけ英語を入れてしまうと、それだけで敬遠され、受験を回避されてしまう恐れがあります。なので、前触れもなくいきなり英語が重くのしかかる形で入ってくることは無いと思います。

問題は数年後ですが、英語が本格的に入ってくる時は、1校だけでなく全校で足並みをそろえてくると思われますから、事前に業界にそれなりの動きがあり、ある程度事前に察知できるものと思われます。

親は何をすればよいか

2010年生まれ以降の世代は、これから中学受験までの間に受験科目に英語が加わったり、科目配点が大きく変わる可能性があります。しかし変わる可能性はどの程度なのか、そしてどのように変わるかは、現時点では全く分かりません。

個人的には、あらゆる可能性を考慮したうえで、偏りのない教育をしていきたいと考えています。

なぜなら、現代は既に英語が必須に近い状態になっているからです。

英語は中学受験で使わなくても大学受験で使いますし、そもそも人生で使います。これが「音楽が受験科目に入るかもしれない」だったら対策するか悩みますが、英語は将来どうせ絶対に使うので、やっておいて損が無いと考えています。

小学校5年・6年ともなると、目の前の中学受験で手一杯になってしまいますから、中学受験で使わないかもしれないことはできるだけ低学年のうちにやった方がよいと思います。

もちろん算数その他をおろそかにすべきではありませんし、国語の獲得が中途半端な幼児期から英語を教えるのも善し悪しがあります。バランスよく、やっていきたいものです。

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