中学受験の偏差値が上がりにくい理由
大学受験と比べると、中学受験では偏差値が上がりにくいです。
小学生の親御さんが大学受験だけ経験していたり、中学受験のことがうろ覚えになっていると、中学受験の偏差値の上がりにくさに驚いたり焦ったりするのではないでしょうか。
大学受験と比べて中学受験の偏差値が上がりにくい理由は、2つ考えられます。
理由①浪人生
高校3年生が受ける模試は、浪人生も受験します。浪人生は高3と比べると既に1年多く学んでいるので、最初はめちゃくちゃ強いです。しかし彼らはもう伸びしろが少ないので、徐々に高3生に追いつかれていきます。
その結果、高3生の偏差値は徐々に上がっていくことになります。勉強すればやった分だけ成果が出るわけです。
理由②団体受験
大学受験の模試では、高校単位で団体受験する高校があります。その高校の生徒全員で模試を受ける、という感じです。この場合、ろくに勉強していない子も模試を受けます。
中学受験では、塾に通って毎日頑張っている子だけが模試を受けますが、大学受験ではあんまり勉強してない子たちも模試を受けているため、頑張れば頑張った分だけそういう子たちに差を付けて上に行くことができます。
中学受験生は大変だ
中学受験は塾に行くだけでは偏差値が上がりません。
周りのみんなと同じだけやれば、周りのみんなと同じだけ賢くなり、今と同じ順位をキープするだけです。
だから、他の子が頑張っていない低学年のうちに差を付けるという戦術が有効になるわけですね。
(と言っても何をしてもいいわけではなく、低学年特有の効果が高い分野があったり、逆に効果が低い分野もあったりと、とても癖が強いですが)
ここまで書いて気付きましたが、数年前にも同じようなことを書いた気がします。
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