予習シリーズ改訂で進度が爆速になった理由の考察

予習シリーズの改訂に伴う進度の変更

2021年から、予習シリーズが順次改訂されています。

それによって「算数の進度が早すぎる」「国語の文章が難しすぎる」といった傾向が指摘されており、予習シリーズは上位校を狙う一部の子向けの教材になってしまった、という意見もあります。

予習シリーズは、なぜ難化したのでしょうか?

実は新コースができていた

実は最近、予習シリーズをオンラインで学ぶ「進学くらぶ」で組織替えがあったようです。

従来のコースを「中学受験コース」とし、その他に「学力向上コース」が新たに誕生しています。

(リンクは記事の一番下からどうぞ)

カリキュラムを見てみると、予習シリーズ4年・5年の内容を、4~6年の3年かけてやるっぽいです。

一部抜粋して見比べてみます。

【通常の予習シリーズ算数のカリキュラム】

【学力向上コースの算数】

学ぶ順番は違いますが、おおむね前者が7月中旬まででやる内容を、後者は10月末までかけてやるようです。

このように、ゆったり学んでいくのが学力向上コースの特徴と言えそうです。

ちなみに費用はこんな感じだそうです。

通塾生向けの進度ゆったりクラスが求められている?

個人的な予想ですが、四谷大塚としては、従来のコース(中学受験コース)を上位コースとして、その下に「学力向上コース」を設けたつもりなのかも?と思っています。

それならば、上位コースの進度を上げるというのも納得です。

もしかしたら今後は通塾生の方にも進度がゆったりのクラスができたりするのでしょうか。

中学受験勢の中には最初から上位校を狙っていないご家庭も結構あり、進度ゆったりクラスにも需要がありそうな気がしますが…。

 

学力向上コースの詳細はこちらでご確認ください。

進学くらぶ 学力向上コース|中学受験の四谷大塚
小学4・5・6年生対象。進学くらぶ学力向上コース。小学校の授業では習わない、中学入試にも出るようなレベルの高い学習に取り組み、将来の高校・大学受験だけではなく、大人になってからも必要な「論理的思考力」を身につけます。

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