予習シリーズ大幅改定が判明。2024年中学受験への影響

予習シリーズ4年の大幅改定が判明

四谷大塚の教科書「予習シリーズ」は、四谷に通っている生徒だけでなく、家庭学習をしているご家庭でもよく使われてるテキストです。

その予習シリーズの4年生用が、来年から大幅改定になるらしいことが分かりました。

四谷大塚の予シリ通販のページより

4年生の予習シリーズだけ、発売開始が1カ月遅くなっています。

▲四谷大塚予習シリーズ通販サイトより

 

予習シリーズ4年だけ発売が遅れる理由として、「2021年2月より使用する4年生教材は、大幅改訂を予定しておりますとのこと。

▲四谷大塚予習シリーズ通販サイトより

予習シリーズ4年の大幅カリキュラム改訂か

上の注意文には週テスト問題集の販売がないとも書いてあります。

週テスト問題集というのは、前年に実施された週テストの問題集です。四谷大塚では1週間ごとに1単元を勉強していき、その単元の理解度を確認するために毎週テストを行っています。

それが4年のみ発売されないということは、おそらく今回予習シリーズ4年のカリキュラムが大きく変わるので、役に立たなくなってしまうということなのでしょう。

今回の改訂は、単に一部内容の差し替えではなく、大幅なカリキュラム変更を伴う可能性が高いと思われます。

予習シリーズ改訂の影響は2024年中学受験(現在の3年生)から

今回は予習シリーズ4年だけが改訂されました。おそらく来年は予習シリーズ5年、再来年は予習シリーズ6年が改訂されると思われます。

来年度の4年生(現在の3年生)、つまり2024年2月に中学受験する生徒さんから、四谷大塚のカリキュラムが大きく変わることが予想されます。予習シリーズは早稲田アカデミーでも使われていますし、他にも多くの塾で使われています。そのため、今回の予習シリーズの改定は、四谷生のみならず多方面に影響があると思われます。

中学受験の低学年化に影響…?

中学受験塾業界では、低学年からの中学受験の激化というブームがあります(個人的にはいいことだとは思いませんが…)。今回予習シリーズ改訂は、そうしたニーズに対応している可能性があります。

今回は予習シリーズ3年(ジュニア予習シリーズ)の変更はないので、中学受験の低学年化がただちに進むとは考えにくいです。

しかし2026年以降の中学受験を検討している方(現在小1以下)は、いつの間にか中学受験のスタートが小4からではなく小3からになっていて、スタートに失敗したということがないよう、塾業界方面にはアンテナを張っておきたいところです。

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