2019年灘中の問題を見てみる
灘中の算数は難しいと言われているのは知っていたのですが、実は問題は見たことがありませんでした。
四谷大塚のサイトに載ってました
これ見るまで、そもそも2日に分かれてることも、2日とも算数と国語があることも、知りませんでした。笑
回答時間はどこにも載ってないので一生懸命調べたんですが、1日目の算数が50分、2日目の算数が60分だったかな。
で、1日目の算数をちょっと見てみました。最初の方は大体1分以内には解き方が分かり、3分くらいで答えが出ましたが、途中からいくつか分からないものも。この難しさは算数オリンピックと傾向は違うものの、難しさの方向性は同じ感じがしました。
今年は難化傾向
さすが灘は難しいなあーと思っていたら、今年は特に難しかったみたいです。
灘が公式に平均点を発表していました。
1日目は去年の52点から38点、2日目も去年の54点から44点に下がっています。しかも合格者平均と受験者平均は離れるわけではなく、むしろ差が縮まっています。つまり「この問題を解けた人のみが受かるような難問」を通り越して「誰も解けないレベルの難問」が多かったということなんだろうと思います。
最高点を見ても、なんと1日目の算数は最高点が87点です。日本最高峰の小学生たちが、1年以上対策してきてこれって、かなりとんでもない難度だったということじゃないですか?
灘中の実績は関西が強い
算数は東と西で問題の傾向が違うみたいな話も聞きました。関西の塾では灘の対策をしたりするので、西特有問題には強いみたいです。
あと今年の灘の問題も、過去問を応用して解ける問題も何問かあったそうです。
2018年の灘中学の塾別実績は以下の通り。
関西拠点の浜学園と希学園が強いですね。おそらく関西での生徒数も多いのだと思います。
2019年の結果はまだ不明。もうすぐ出てくるのではと思います。
今年は算数が難しくなったことで、解ければ大きく差を付けられるという考え方もありますし、算数が誰も解けないんだから国語や理科でリードすれば逆転されないという考え方も成り立ちます。
塾ごとの結果が判明すると、その辺の傾向も分かってきて楽しそうだなーと思っています。
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