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中学受験にも影響!?国立大学の合格発表が開始

大学の合格者数は中学受験の重要指標

中学・高校を選ぶ際に、最も重要視されているものの1つが大学入試の合格者数・合格実績です。

それはどうなんだという疑問はさておき、実際に合格者数は重要視されちゃっています。合格者数が多ければ「躍進」、減れば「凋落」のレッテルを貼られる世界です。嫌ですね(お前が言うか)

で、私立大学は既に大部分が合格発表を終了し、ラストを飾る国立大学の合格発表が、3月6日~10日に来ます。ちなみに東大・京大などは大トリの3月10日です。

僕はちゃんと注目するのは今回が初めてなので、各高校が合格者数を公表するのがいつ頃なのかはよく知りませんが、おそらくサンデー毎日などの週刊誌が19日か26日あたりに第一報を出すと思われます。

今年の個人的な注目

今年の大学入試結果について、僕は個人的にこんなところを見たいと思っています。

定員の減った私立大の動向

ここ数年、国の方針で私立大学の生徒の定員が減っています。

これまで大学の「定員」の1.2倍まで生徒を受け入れても、政府から助成金がギリギリ降りていました。しかしおととしから1.17倍、去年1.14倍、そして今年は1.1倍までしか許容されなくなりました(定員8000人以上の大学の例)。これにより、各大学が入学を許可できる人数が合計で数万人減る計算になります。

この画像の元記事はこちらです(2015年に書かれたものです)

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このルール改定により、私立大学の合格者数はかなり減ってきており、定員減によって慶応・早稲田などの大学に受からなかった子がもう1ランク下の明治・青山などに行き、そこに受かるはずだった子がもう1つ下のランクの大学に・・・と、玉突き的に上位大学への入学が難しくなっています。

また、当然ですが私立大学の入学者数が減れば、その波は国立大学にも押し寄せます。なので国立大学の競争がどの程度激化するかにも注目したいところです。

で、このように私立大学に入りにくくなったことにより、ここ数年、中学受験では「大学の附属校」が人気になってきています。そりゃそうですよね。中学受験と大学受験で2回苦労するより、中学受験1回で大学までの進学権利を獲得しちゃった方が楽です。

ということで、私立大学の競争が激しくなれば、中学校でも現在は人気面でいわゆる「御三家」等の下に位置する慶応中等部、早稲田実業などの人気がかなり上がって来ると思います。うちもそういう中学を目指すっていう話になってくる可能性もあります。(ちなみに附属校には大学まで100%進学できる附属校とそうでない附属校があるので、良く調べる必要があります)

なので、大学入試界隈の事情を知っておき、中学受験への影響をよく見ておきたいなと思っています。

公立高校の実績

もともと地方には強い公立はいくつもありましたが、最近は東京でも公立の優秀校が大学受験に強くなってきてます。

これからも強まっていくと思っていますが、個人的な興味は「うちの子が入るまでにどのくらい強くなっているか」です。

こちらも子供の進路を考えるうえで、よく見ておきたいと思っています。

激動の後の世代

日本の受験界にはこれから数年の間に、大学の定員削減(2016~2019)、センター試験の廃止(2020)、学習指導要領の変更(2020)など一気に大きな変化が訪れます。

ただ幸いなことにうちは、その激動のちょっと後に中学受験をするという形です。なのでこれからどのように状況が変化していくのかよく見て、子供が良い選択肢を取れるよう構えておきたいなと思っています!

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