渋幕も高校募集停止へ
渋谷教育学園幕張高等学校(渋幕)の公式サイトで、制服のリニューアルが発表。

この記事の中で、渋幕が将来の中高一貫化を見据えていることが明記されています。

▲渋幕も中高一貫化!全文は公式サイト参照
渋幕も高校募集停止により完全な中高一貫化を目指すようです。なお実際に高校募集停止が決定したのか、いつから高校募集を停止するか、などはまだ不明です。
渋幕の中高一貫化とは
一般的に中学と高校が繋がっていることを中高一貫と言いますが、中高一貫校の中には高校からも生徒を募集している学校もあります。
渋幕の場合、年度によりばらつきはありますが、大体中学で300人、高校で60人程度が入学しているようです(合格者数自体は中学800人、高校300人程度)。そのため、渋幕は現在でも中高一貫校です。
ただ、渋幕のように高校でも生徒募集する中高一貫校は、完全な中高一貫校ではないという考え方があります。高校での募集を停止して編入を受け入れない中高一貫校のことは「完全中高一貫校」と呼ばれます。
今回の渋幕の「中高一貫化」というのも、高校募集停止により、完全中高一貫校になることを示していると考えられます。
高校募集停止と完全中高一貫化の流れ
中高一貫化に関しては、つい先日も豊島岡女子学園が2022年から高校募集停止という発表があり、世間を驚かせたばかりでした。

そして今回は共学の最難関校の1つである渋幕でも、時期は不明ですが将来的に高校募集停止するらしいことが判明。
近年の渋幕は東大合格者数でもベスト10に入り続けたり、海外の大学への合格実績を伸ばすなど、ハイレベルな生徒を育てる教育プログラムを画策しています。中高一貫校では通常より授業が早く進むので、高校からの編入生が追い付くのが大変である点や、教育の効率などを考えると、高校募集停止は仕方ないことなのかもしれません。
渋幕が高校募集停止して完全中高一貫化になるのはいつなのか、正式に決まればすぐに渋幕から正式発表があると思われます。現在はまだ「見据えている」だけなので、急に今年や来年から高校募集停止ということは無いのではと思いますが…。
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