【中学受験初心者ガイド4】中学受験までの流れ

中学受験までの流れ

中学受験までの流れの一例を紹介します。中学受験を知らない方が、中学受験の全体像をなんとなくイメージするのにお役立てください。実際は様々なやり方・考え方があり、細部は1人1人異なると思います。

幼児~小3

早い段階から中学受験を検討するご家庭は、比較的高収入層が多いこともあってか、幼少期から家庭学習や習い事に力を入れるご家庭が多いです。

ただ将来中学受験をするご家庭でも、低学年では勉強関係の習い事に力を入れる人はそう多くありません。人気の習い事の中には、ピアノやスイミングなど勉強以外のものも多くあります。これらは体力や忍耐力を培う習い事は将来中学受験でも役立ちますが、中学受験のために習い事をするという認識の人は少ないようです。

勉強関係の習い事としては、公文式、そろばんなど、学習塾以外の習い事も多いです。家庭学習でやる場合は、本屋さんのドリルなどを利用する方法と、専門の家庭用学習教材(ピグマリオン、七田式、こどもちゃれんじ、DWEなど…)を使うやり方があります。

なお、中学受験塾はいちおう小1からクラスがありますが、小1から小3では先取りや難しい内容を教える塾はあまり多くありません。先取りを含む本格的な中学受験勉強は小4(小3の2月)から始まります。

中学受験塾では、毎年2月に6年生が中学受験を終えて卒業するので、学年の変わり目が2月になっています。入塾タイミングも4月からではなく、2月からとなります。

小3の2月から塾に入る場合も、塾選びのためのリサーチは小2か小3あたりから始めておくと良いです。各塾の開催する説明会に行くのも良いですし、塾が無料で開催している全国模試や体験授業などを通じて塾の雰囲気を知ることもできます。なお人気の塾・人気の校舎は小3の時点で満員になってしまうケースもあります。

入塾準備

中学受験塾に入塾するまでに必要なことは、それまでの学校でやる内容を完璧にしておくことです。特に「計算の正確性」「計算のスピード」「文章を早く読む」「漢字の読み書き」「一般常識」などを意識すると良いと思います。

また、毎日少しでも勉強する習慣と、頑張るべき時には頑張るという習慣、それと問題の解法を自分で考える習慣(算数国語に限らず普段の生活上で生じる問題も含む)がついていると良いです。

多くの中学受験塾では、入塾後は成績順にクラス分けが行われます。難関中学を目指しているご家庭の中には、最初からいいクラスに入るために、小4以前に「塾の授業の先取り」をしておくというケースもあるようです。悪いことではないですが、やりすぎると子供が勉強嫌いになる恐れもあるので注意が必要です。

中学受験塾(小4~小5)

中学受験塾は小3の2月から本格開始し、学校の授業よりも先の範囲へと進んでいきます。そのため、小4以降に遅れて入塾すると、塾では学校等で習っている範囲よりだいぶ先に進んでおり、その学び損ねた差分のせいで苦労する可能性があります。

なお中学受験塾には小3の2月から入る子が最も多いですが、最近もう少し前から入る子も増えてきています。これは、塾通いに慣れるためとか、塾が募集を締め切る前に入りたいなどの理由があります。

塾に入ったら、当面は塾で定期的に行われるテストの偏差値を指標にしながら頑張っていくことになります。

中学受験の志望校決め

行きたい中学を選ぶ作業はある程度早めから開始しておくのが良いとされています。この中学に入りたい、という具体的な目標があった方が、中学受験の勉強を頑張れるためです。

親だけが参加できる学校説明会などもありますが、文化祭などの機会に子供と一緒に学校に実際に行くのも効果的です。

なお志望校は基本的には親が決めるのが良いとされています。人生経験の少ない子供の視点では学校を選ぶポイントを見誤りがちなためです。子供に学校を紹介する時は、例えばまずは親がある程度志望校を絞って、子供にはその学校のみを紹介して興味を持たせる、といった手順が考えられます。

中学受験塾(小6)

多くの中学受験大手塾では、小5までに小学生の範囲を一通り学び終え、小6は演習を繰り返しながら難しい問題に挑戦していきます。後半には難関中学の志望校別の特別クラスなども開催されます。

夏休みは受験の天王山と呼ばれ、大手塾ではほぼ休みなく毎日のように勉強します。ただ実際は、全員が頑張るので夏休みにグンと伸びることはそう簡単ではなく、しかしやらないとどんどん差を付けられてしまうという、心身ともに負担の大きい時期となりがちです。

夏休みが明けると毎月のように模試が開催され、その偏差値を見ながら中学受験する学校を最終決定していきます。この頃にはテストの偏差値と学校訪問などによって志望校を具体的に決め始め、志望校の出題に合った対策をしていくことになります。

目標も、漠然とテストでいい偏差値を取ることより、過去問で合格点を目指したり、志望校別の模試やクラスで良い成績を取るなど、志望校への合格という具体的な目標に変わっていきます。

小6の1月

関西では中学受験が開幕します。

関東では、埼玉と千葉のみ中学受験が始まります。東京と神奈川では2月1日から開始なので、その前に埼玉か千葉の中学を練習のために、あるいは志望校に落ちた際に行く学校として、受験する子が多いようです。

小6の2月

いよいよ東京と神奈川で中学受験が開始。初日となる2月1日には「御三家」などの名門校・難関校を含む多くの中学が入試を行います。2月2日以降も毎日多くの学校が入試を行います。また、2月3日には国立中学の入試があります。

入試から合格発表までは1~2日あるので、2月2日以降は前日受けた学校の合否が分からない状態で次の学校を受けていくことになります。

合格した中学の中で一番入りたい学校に入学金を払い、4月から晴れてその中学に通うことになります。

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