塾講師や家庭教師の「プロ」とは何か?
よく「中学受験のプロ」などという言葉があります。そもそもプロとは何なのでしょうか。
小学校の先生は免許を取らないとなれませんが、塾講師や家庭教師をやるのに免許は必要ありません。だから厳密に言うと、誰もが納得するプロとアマの境界線というのは存在しません。
なのに「プロ」を名乗る人たちがいます。どういうことなのでしょうか。
プロ講師とそうでない講師の違い
実際の現場でプロという言葉がどのように使われているかというと、多くの場合、
「プロ」の対義語は「学生バイト」です。
要するに、プロ講師は教えるのが本業だから普段から研鑽を積んでいたり、これまでの経験を蓄積しているので、とても良い授業ができますよ、というアピールのために「プロ講師」という言葉が使われています。
実際のところは、講師歴1年目の人もプロ講師ということになります。(もっとも、1年目の人をいきなり講師にするのは塾側としても難しいので、最初は社会人でありながらバイトから入ったりするわけですが。)
塾の中には「うちの塾のプロ講師はとてもすごい」みたいな感じで所属する先生の実力を誇る目的で「プロ講師」という言葉を使っている塾などもあります。そのような塾のプロ講師は多分、とてもすごいのでしょう。ただ、だからといって日本中のプロ講師全てがとてもすごいわけではないので、やはり「プロ講師とは何か」という質問に対する答えは「バイト学生でない講師がプロ講師です」とするのが無難であると思います。
利用者側の視点からすると、プロ講師というのはとてもすごい講師のことであってほしいと期待しますけどね。
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